皮膚に関する豆知識やケアの方法など役立つ情報が満載ですのでぜひ参考にしていただけれ
ばと思います。
蚊による虫さされ3
- 2010年07月01日
- 虫さされ
蚊による虫さされは、子供の場合、腫れを伴う発赤や水ぶくれなどの症状を伴うことが多いです。通常は適切に治療を行えば、1~2週以内に症状は改善します。ところが、まれに蚊にさされた後に38~40度の発熱を伴ったり、水ぶくれがつぶれて潰瘍になってしまうといった激しい症状が出てしまう方がいます。こういった症状は、蚊刺過敏症と呼ばれていて、将来白血病になる恐れがあると言われていますので注意が必要です。
乳児期~学童期の蚊刺症では、かなり激しい遅延型反応を生ずる場合があり、自験例のように水疱形成や強い腫脹を伴うこともまれではない。多くの場合、個々 の症状は通常は1から2週以内に軽快し、反応自体も年齢が進むにしたがって次第に軽くなるので心配する必要はない。しかし、蚊の刺咬後に38から40度の 発熱を伴い、局所に水疱や血疱を形成した後に潰瘍化して、治癒までに1ヵ月近くを要して瘢痕となうような場合は蚊刺過敏症とよばれており、要注意であ る。(Visual Derma Vol4. No6 : 570-71 参考)
蚊にさされたら早めの治療が大切です。かゆみのためにかいてしまうと、とびひになってしまう可能性があります。赤みやかゆみが強い場合は専門医のぬり薬が効果的です。蚊による虫さされの症状が疑われましたら、早めに当クリニック(専門医)にかかりましょう!