皮膚に関する豆知識やケアの方法など役立つ情報が満載ですのでぜひ参考にしていただけれ
ばと思います。
とびひについて1
- 2010年06月03日
- とびひ
とびひは、主に5月頃から夏にかけて、皮膚の抵抗力が弱い子供(特に乳幼児)に多く見られる皮膚の病気です。
虫さされ、あせもや湿疹などをかきこわした傷口やすり傷などがあると、黄色ブドウ球菌や連鎖球菌などの細菌が皮膚の表面で繁殖して起こります。発疹はかゆみを伴うことが多いため、ひっかくことによりひどくなります。
乾燥肌やアトピーのお子さんは、皮膚のバリア機能が低下しているためとびひにかかりやすいです。
とびひを治すには、適切な治療と正しいスキンケアが大切です。
・・・局所の細菌数を減少させ、治癒を早めることを目的とする。そこで、疼痛軽減後より病変部は石鹸をよく泡立てて、泡で洗うようにやさしく洗浄する。
・・・洗浄後は、シャワーで石鹸成分が残らないように十分すすぐ。浴槽につかることは禁止する。
・・・シャワー浴の後は、タオルをやさしく押し当て水分が残らないようにふき取り、原因菌に感受性のある抗生物質軟膏を外用する。なお、消毒薬は不要である。・・・
(MB Derma, 95: 24-28より引用)