皮膚に関する豆知識やケアの方法など役立つ情報が満載ですのでぜひ参考にしていただけれ
ばと思います。
足の水虫を放置すると、爪水虫になる!
- 2010年05月20日
- 水虫・爪水虫
日本では、素足で家の中を歩く習慣があるため、足の水虫に感染する機会が多いと思われます。水虫にかかっている人の足からはがれ落ちた皮膚すなわち鱗屑(りんせつ)には、白癬菌が多くみつかります。
白癬菌が存在する鱗屑(りんせつ)は、家庭内のスリッパや風呂場の足ふきマット、じゅうたん、床や畳などにまき散らされています。
足 が乾燥していれば、白癬菌は足に長時間とどまることなくはがれ落ちるため、水虫の症状になることはほとんどありません。逆に足がむれた状態で、くつ下やく つを長時間はいてしまうと、水虫の症状がうつってしまいます。くつを1日8時間以上はく人とそうでない人を比較した場合、くつを8時間以上はく人の方が足 水虫になりやすいというデータがあります。
足水虫の症状を放置すると、爪水虫にかかってしまう危険性があります。爪水虫の治療を開始する前に、皮膚科で爪の症状が水虫であるかどうかを専門的に検査します。具体的には、爪水虫の原因菌である皮膚糸状菌をKOH法にて確認します。爪白癬に似た症状でも、実は他の爪の病気(扁平苔癬や爪乾癬など)のこともありますので、必ず爪の中に白癬菌(水虫菌)がいるかどうかを検査する必要があります。
当クリニック(専門医)でも、爪水虫や水虫の検査を行っておりますので、お気軽にご相談ください。