皮膚に関する豆知識やケアの方法など役立つ情報が満載ですのでぜひ参考にしていただけれ
ばと思います。
検査・診断(ほくろ)
- 2011年01月05日
- ほくろ(検査)・しみ
検査・診断
ほくろは特徴的な色や形をしているので、皮膚科の専門医なら見ただけでも診断はつくと言われています、ただ、中にはほくろと一見似ている老人性いぼ(脂漏性角化症)に代表される良性の皮膚腫瘍や基底細胞癌や悪性腫瘍などの皮膚癌があるため、小さいうちはほくろと見分けがつきにくいものもあります。
当院では、ほくろとこれらの腫瘍を区別するために、ダーモスコピーという器機を使用しています。 このダーモスコピーは、ほくろを含めた皮膚の腫瘍表面を10~20倍に拡大して、表皮(皮膚の表面)だけでなく、真皮(表皮の下の層)にある病変も詳しく 見ることができます。この器械により、従来手術でしかその腫瘍が良性か悪性かを判別できなかったものを、手術することなく区別することが可能になりまし た。
ダーモスコピーを用いると、ほくろ(母斑細胞母斑)や老人性いぼ(脂漏性角化症)などの良性腫瘍の診断も比較的容易に行えます。当クリニックでも、ダーモスコープを用いて皮ふ腫瘍を診ておりますので、お気軽にご相談ください。